あまが池に思う

    あまが池 (現:蛇池) へ行ってみた。

    あまが池が、どういった池であるかは「信長記外伝 第2巻」を読んでほしい。

    織田信長が大蛇を生け捕るために、池の水を涸らそうとまでした池である。

    あまりにも池が小さいので驚いた。

    どうやら、水利やら防災やらの関係で縮小されたらしい。

    ちなみに、一帯は公園になっている。

      

    小さな蛇池は蓮の花が咲き、大蛇が棲んでいたなどというイメージはない。

    反信長派の佐々の家臣が信長を暗殺するために舟から突き落とそうとまで考えた

   らしいが、これではすぐに岸まで泳ぎきってしまう。

    池のほとりに蛇池神社が建つ。

    これまた、小さい。

    蛇池神社というバス亭まであるので、さぞ大きな神社だろうと思ったが

    まるで池の管理小屋か物置のようである。

     子供の遊び場となっている。

    しかも、神社の壁には落書きが・・・・

    これは信長も大蛇も、かたなし

      

    歴史を愛好する者にとって悲しいかぎりであるが、これも平和な世の中だからこそ。

      ふる池や つわ者どもが ゆめのあと

    おそまつさまでした。

 
 
 
 

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